『あなたがた信仰する者たちよ、アッラーを畏れ、(言行の)誠実な者と一緒にいなさい』

(クルアーン第9章119節)




 ナフジュル・バラーガ Nafj Al−Balagahah
   ---イマーム・アリー・イブン・アブー・ターリブの説教、書簡、格言集 ---




説教216 

クライシュ族の度を越した行為について 


おお、我がアッラーよ! クライシュとその援助者に復讐なさることを懇願する。彼らはわたしの血族関係をばらばらにして、わたしの杯をひっくり返した。そして団結して、他の誰よりもわたしに権利のあることで争った。彼らはわたしに言った。「あなたが自分の権利を得るならばそれは公正だが、その権利を拒否された場合も公正である。その悲しみに耐えるか、嘆いて自殺すればよい」探したが、わたしの家族(家の人びと)以外にはわたしを防御し、守り、助けてくれる人はいなかった。わたしは彼らを死に追いやることを避けた。それで、コロシントの実(苦い下剤)よりも苦く、短剣を噛むよりも耐え難いことだったのだが、わたしは埃に目を閉じ、深い悲しみで窒息しそうだったが唾を飲み込み、怒りを殺した。



同じ説教より
アミール・アル=ムウミニーンと戦うためにバスラに向かった人びとについて


まだわたしの支配下にあった役人と国庫の管理人、都市の人びとを彼らは進撃した。その人たちは皆、わたしに従い、忠誠を誓っていた人びとだった。その人びとを彼らは分裂させ、彼らの一団をわたしに反乱するよう扇動し、わたしの従者を攻撃した。裏切り行為によって従者の一団を殺した。別の一団は彼らに剣をとり、真実の従者としてアッラーと面会するまで戦った。




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