『あなたがた信仰する者たちよ、アッラーを畏れ、(言行の)誠実な者と一緒にいなさい』

(クルアーン第9章119節)




 ナフジュル・バラーガ Nafj Al−Balagahah
   ---イマーム・アリー・イブン・アブー・ターリブの説教、書簡、格言集 ---




説教196 

アミール・アル=ムウミニーンの聖預言者への献身、
葬儀の遂行  


ムハンマド―彼とその子孫の上に神の祝福あれ―の(聖なる教えの)保護者であったあの
教友たちは、わたしが一度もアッラーとその使徒―彼とその子孫の上に神の祝福あれ―に
不服従だったことがないのを知っている。アッラーがわたしに栄誉をお授けになった勇気という高徳により、わたしは命をかけて彼を助けた。勇敢な者でさえ彼を見捨て、(前進せずに)足を止めたままであったときに。

預言者―彼とその子孫の上に神の祝福あれ―が息を引き取られたとき、彼の頭はわたしの
胸におかれ、わたしの掌に最後の息が吹きかかり、わたしはそれを顔に運んだ。
わたしは彼の遺体を洗った。彼とその子孫の上に神の祝福あれ。天使がわたしを助けてくれた。家と中庭は天使でいっぱいだった。降りてくる一団もあれば、昇って行く天使もいた。
わたしの耳は彼らの口ずさむ声をひっきりなしに捉えた。我々が彼を埋葬するまで、彼の上にアッラーの祝福あれ、と唱えるのを。
それなのに、彼の存命時と逝去後に彼に対してわたしより誰に権利があるというのか? 
あなた方の敵に頼るがよい。わたしはかれに誓う。かれの他に神はなき御方に誓って。
わたしは真実の道にいる。彼らは不正の、誤り導く道にいる。あなた方はわたしの言葉を聞いている。わたし自身とあなた方のためにアッラーの御赦しを請う。




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