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『あなたがた信仰する者たちよ、アッラーを畏れ、（言行の）誠実な者と一緒にいなさい』
（クルアーン第９章１１９節）
ナフジュル・バラーガ Nafj Al−Balagahah
---イマーム･アリー･イブン・アブー・ターリブの説教、書簡、格言集 ---
説教193
似非信者
似非信者
アッラーへの服従を実践し、不服従を防ぐことにおいて、我々を援助してくださるアッラーを称賛する。（我らに対する）かれの御好意の完了、そして我々にかれの綱を握らせてくださるよう請い求める。ムハンマドはかれの僕であり使徒であることを証言する。彼はアッラーの御満悦を
求めてあらゆる困難の中に入り、すべての深い悲しみをその目的のために耐えた。
彼の近親は彼のために自身を変え、彼から（関係が）遠い者たちは彼に対抗することで統一した。アラブ人は彼に対して（行進を早めるために馬の）手綱を緩め、彼らの運び手の腹を蹴って戦うように駆り立てた。敵が遠方から、最も離れた地域から、彼の玄関口に来るほどに。
おお、アッラーの被造物よ、あなた方に忠告する。アッラーを畏怖せよ。似非信者について警告する。似非信者は自身が誤り導かれており、他者を誤り導く。彼らは滑り転んだ。そして他者をも滑り転ばせる。彼らはさまざまな色に変わり、さまざまな方法を取り入れる。あらんかぎりの支援であなた方を助け、どの見張り場でもあなた方を待っている。彼らはきれいな顔をしているが、心は蝕まれている。人目を忍んで歩き、病が（体に）接近するごとく通り抜ける。
彼らは治療法を語るけれど、行為は不治の病のようである。安らぎを妬み、苦痛を強化させ、希望を破壊する。どの通り道にも彼らの被害者が横たわっているのであるが、すべての心に
接近する手段をもち、どんな悲しみにも（偽りの）涙を流す。
彼らは互いを称賛して報酬を期待する。何かを求めるときには言い張り、誰かがそれを認めないときはその人の名を汚す。承認すれば節度を越える。どんな真実にも誤りのやり方を取り入れ、どんなまっすぐなことも曲げ、生きている人は誰でも殺人者で、閉ざされた扉には鍵があり、どんな夜も灯火とする。市場を維持するために、また見栄えのする商品を広めるために、彼らはむやみに欲しがるのだが、絶望しながらである。彼らが話せば疑惑を引き起こす。説明すれば大げさにする。最初に容易な道を提案してから（その後で）狭める。要約すると、彼らは悪魔の仲間なのであり、ひりひりする火の痛みなのである。
悪魔がかれらを支配し、アッラーを念うことを忘れさせた。かれらは悪魔の仲間である。本当に悪魔の仲間は損失者である。（聖クルアーン58章19節）
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