『あなたがた信仰する者たちよ、アッラーを畏れ、(言行の)誠実な者と一緒にいなさい』

(クルアーン第9章119節)




 ナフジュル・バラーガ Nafj Al−Balagahah
   ---イマーム・アリー・イブン・アブー・ターリブの説教、書簡、格言集 ---




説教91 

ウスマーンが殺害された後、
人びとがアミール・アル=ムウミニーンに忠誠を誓うと決めた時〈注〉の言葉  




わたしではなく誰か他の人を探されよ。我々は複数の顔と色をした問題に直面している。
心が立ち向かうことも知性が受け容れることもできない問題である。わたしがあなた方に応じた場合は、わたしの知っているようにあなた方を先導して、誰かが言ったことや罵りに関しては気にしない。わたしに構わないなら、わたしはあなた方と同等である。あなた方の諸事の責任者としてあなた方が選んだ人にわたしは従おう。わたしはあなた方の長になるより助言者の方が適している。


〈注〉ウスマーンが殺害された後、カリフがいなくなったので、ムスリムはアリー(彼の上に平安あれ)を考慮するようになった。長い間、民衆はアリーの平和を好む行為、正道に忠実であること、政治の洞察力を目撃していた。その結果、民衆は急いでアリーの公正に忠誠を誓おうした。当時の様子を歴史家タバリーがこう記録している。(タリフ 1巻、3066、3067、3076頁)

民衆はアミール・アル=ムウミニーンに押しかけて言った。「わたしたちはあなたに忠誠を誓います。イスラームに降りかかっている問題をあなたは見ておられる。預言者に近い人に関してわたしたちが試されていることを」




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