『あなたがた信仰する者たちよ、アッラーを畏れ、(言行の)誠実な者と一緒にいなさい』

(クルアーン第9章119節)




 ナフジュル・バラーガ Nafj Al−Balagahah
   ---イマーム・アリー・イブン・アブー・ターリブの説教、書簡、格言集 ---




説教90 

アミール・アル=ムウミニーンの最高位にある説教のひとつで、骸骨の説教(フトバトゥール・アシュバー)で知られる。マサッアダ・イブン・サダカがイマーム・ジャーファル・イブン・ムハンマド・アッサディーク(彼らの上に平安あれ)から聞いて語った。イマームはこう言った。「信者の司令官がクーファで誰かにこう問われて、説教台でこの説教をした。『おお、信者の司令官よ、アッラーを目で見て想像できるように説明してください。そうすれば我々のアッラーへの敬愛と知識が深まるので』彼はこの質問に怒って人々をモスクに集めた。モスクには入りきれないほど集まった。説教台に上がってからも彼は顔色を変えて怒っていた。アッラーを称賛し、預言者の祝福を求めた後でこう語った。」 




アッラーの描写


アッラーに称賛あれ。与えることをかれに拒まれれば豊かにはなれず、かれの寛大な恵みで貧しくなることはない。与える者は(与えた分を)損失し、欲張りはけちを非難されるが、アッラーはそうではない。かれは有益なる恩恵を施され、豊富に授与される。被造物のすべては(生命維持を)かれに依存する。かれは被造物の生計手段を保証し、その維持を定められた。かれに帰依し求める者には道を用意された。かれは求められたことには寛大で、求められなくてもそうであられる。かれは最初で在られ、かれに「前」はないのでかれの前には何もない。かれは最後で在られるから、かれに「後」はないのでかれの後には何もない。時間がかれを変えることはないので、かれの状態の変化は認められない。かれはどこかの場所に居られるのではないので、(ある場所から別の場所へ)動くということはありえない。

  山々の鉱山が産出する金銀や、海の殻から珊瑚や真珠が吐き出されて、そのすべてをかれが与えたとしても、かれの寛大さに影響はなく、かれの所有を減らすことはない。かれの恵みの宝庫は被造物の要求で減るようなものではない。なぜなら、施しを求める乞食を貧窮させることも、しつこく懇願する者を欲ばりにさせることもないほどかれは寛大であられるからである。




聖クルアーンが述べたアッラーの属性


さて、質問者を見てみなさい。アッラーの属性は聖クルアーンに説明されたことに限らせ、その導きの光彩から知を求めよ。クルアーンは悪魔に促されて求める知識をあなた方に求めるよう命じておらず、また預言者と導きの導師の言行にも形跡が全くないことであるから、そのことの知識はアッラーに委ねなさい。これはアッラーがあなた方に要求した限度である。しっかりした知識をもつ者とは、未知についての嘘の幕を開けようとしない者であり、未知なることの詳細については無知を認識しているのでそれ以上の追及はしないということを知りなさい。アッラーは彼らがそうすることを御許しにならず、知識が得られぬことを認識した者を称賛される。そのような者は、かれを知ることにおいては彼らに定められていないことを深く議論しない。それを堅固と呼ぶ。これについては満足していなさい。自身の知力を自覚した後で、アッラーの偉大さを限定させてはならない。さもなければ、破壊された者の仲間入りをすることになろう。

かれの力は偉大である。かれの偉力の極限を理解するために想像という矢を射るとき、精神を悪の思考の危険から自由にし、かれの底深さを見つけ出そうと試み、心でかれの属性の実態をつかもうとし、かれの存在についての知識を確保するために知性の開き口が描写を超えて潜入し、未知の暗い落とし穴を通過してかれを一心に目がけても、かれはその矢を跳ね返すだろう。そのような手当たり次第の努力ではかれの知識を理解できぬことを認めて、その矢は挫折して戻ってくるであろう。栄光のかれの高貴さの微少すら思考する者の理解には入り込めないのである。




アッラーの被造物に関して


かれの創造は真似ることのできる手本を一切なしになされた。かれ以前に知られる別の創造主が用意していた見本に倣って創造したのでもない。かれは我々にかれの偉力の領域と、かれの叡智を物語る不思議を御見せになった。かれのおかげで存在する被造物の告白が、かれを知ることに関しての議論に弁解の余地のないことをはっきりと我々に理解させた。かれの創造の偉力の印と叡智の基準は、かれが創造した素晴らしいものにしっかりと確立されている。かれに創造されたものすべてが、議論においてかれを支持し、かれに向かう道標である。無言のものでさえも、まるでそう言っているようにかれに向かう道標である。創造主への導きは明瞭である。

おお、アッラー、わたしは証言する。離れた手足や合わさった手足で貴方をなぞらえる者は、貴方に関する知識が心に馴染んでおらず、その者の心は、貴方に配偶者はないということの確信に至っていなかった。まるで過ちの従者が彼らの神々をこう大声で誇張して話すのを聞いたことがないかのように。「アッラーに誓って言います。わたしたちは明らかに誤っていたのです。万有の主と同位に、あなたがたを配したのですから。(クルアーン26章97−98節」)」彼らは過ちにある。彼らの偶像に貴方をなぞらえ、想像して被造物の衣装で貴方を飾る。自身の思考で貴方に身体があるとし、彼らの知力でさまざまな種の被造物のように考える。わたしは証言する。あいまいな節および明瞭なる貴方の議論に従えば、被造物の何らかを貴方と等しくさせる者は、数学的処理をしているのであり、貴方に匹敵させる者は不信人者である。わたしはこうも証言する。アッラーは知力の足かせとなって狭められてはならない御方であり、想像で状態が変化したり、精神の束縛によって限定されたり交換されたりする御方なのではない。




同じ説教より
アッラーの被造物の完全無欠


アッラーは被造物のあらゆるものに限度を定め、堅く制限した。かれはその働きを定め、精巧になさった。方向を定め、それが決められた位置を侵すことはなく、最終目的に達しないということもない。かれの御意思で動けと命じられたら服従しなかったことはない。すべてのものはアッラーの御意思で司られたのに服従しないということがあろうか。かれは想像や衝動なしに多様のものを産出される御方であり、かれの秘密なのであり、時の移り変わりでの試しなど一切なく、素晴らしいものを創造するのに仲間や配偶者に助けられたのでもない。

従って、創造はかれの命令で完了し、被造物はかれに服従し、かれの呼びかけに応じた。
怠け者の怠惰や言い訳を探す者の惰性がそうするのを妨げることはなかった。だから、かれは物の歪みをまっすぐにして、限度を設けた。かれの偉力によってそれらの矛盾する部分を首尾一貫させ、類似の要素をつなげた。そして、それらを限度、量、特性、形が異なる多様のものに分けた。かれの御意思に基づいてそれらを堅固にさせ、形にして創造された。




同じ説教より
天空について述べた箇所


かれは天空の開き口にくぼみと高い場所を整えた。その割れ目の幅をつなぎ、互いをつなげた。かれの命令で降下し、被造物の行為を携えて昇天する天使たちが接近しやすいようにその高さを創った。かれはそれがまだ蒸気の形態のときに命じた。そしてつなぎを同時にくっつけた。それからアッラーはその閉じた扉を開き、その穴に流星の番人を置き、大気の中に落ちないようにかれの御手(偉力)でつかんだ。

かれの命令に服するようにそれに静止したままでいるよう命じた。それから昼の明かりの印に太陽を、夜の薄暗さの印に月を創った。それらを軌道に乗せて、昼と夜を区別させるために、
軌道を周る速度を命じて、昼と夜を区別させ、定められた動きで年数を計算できるようにした。そして、その広大無辺のなかに空をぶらさげ、小さな輝く真珠と灯火のような星をちりばめて装飾した。かれは輝く流星の矢をふと耳にする者に放った。それらを定まった順序で動くようにし、恒星、遊星、下降する星、上昇する星、彗星、流れ星に定めた。




同じ説教より
天使について述べた箇所


次に栄光のアッラーは天の住人を創造し、かれの領域の高い階層に新しい被造物、すなわち天使を住まわせた。空洞の開口部を天使で満たし、その広大な周辺に彼らを住まわせた。
気高さに包囲され、隠された帳の向こうの、かれの偉大さのベールの中で、これらの空洞の開口部と開口部の間で天使がかれを讃える声がこだまする。鳴り響く音で耳が聞こえなくなる。
その背後で光が放ち、視覚の接近を拒むので、視覚は立ちつくして制限されたことにがっかりした。

かれは天使を異なる姿と多様な特質で創造した。天使には翼がある。彼らは栄光のアッラーの気高さを讃える。彼らは創造が示すアッラーの術を自分たちのものにしようとしない。
アッラーに並ぶものはなく、彼らはそのようなものを創ったなどと主張しない。「かれら天使は栄誉ある僕である。かれらは、かれより先に告げることもなく、またかれの命令に基づいて行動するだけである。(クルアーン21章26−27節)」
アッラーは彼らをかれの啓示の代理として預言者たちの許へ送り、命令ごとを運ばせた。
かれは彼らを波立つ疑惑から免れさせた。従って、かれの御意思にある道から逸脱する天使は全くいない。かれは援助の恩恵で彼らを支援し、謙遜と平安を彼らの心で覆った。かれの栄誉に服する扉を彼らのために開いた。かれの唯一性の印として輝く光塔を彼らのために確立した。この印の重さは彼らの負担ではない。夜と昼の交替は彼らを動かさない。彼らの堅固な信仰に疑惑という矢が攻めることはない。疑い(不安・恐れ)が彼らの信仰心の基盤を攻撃することはない。彼らの間で憎悪の火花が散ることはない。驚きが、彼らの心が所持するアッラーの知識、或いは、彼らの心がもつかれの偉大さと栄誉への畏怖を曇らせることはない。悪の思考が彼らに寄りかかって、想像で彼ら自身の鈍化に影響することはない。

天使には、重い雲のふちにいる者、壮大な山々の高みにいる者、圧倒的な暗黒の場所にいる者がある。そして、地上の最も低い境界線に足が貫かれた者がいる。彼らの足は果てしなく広がっていく風になびく白い旗のようである。その下には軽風が吹いてその最後の端までを維持する。

アッラーへの礼拝に従事するので彼らには心配がない。信仰の本質が彼らとかれの知識をつなぐ。彼らのアッラー信仰はかれに集中する。彼らは他のものではなくアッラーを切望する。
彼らはかれの知識の甘美を味わい、かれの愛で満たされたコップで飲む。その結果、アッラーへの礼拝で彼らのまっすぐな背は曲がった。長い謙遜と非常な近さが彼らの畏れという綱を彼らから取り除くことはない。

彼らは自身の行為を重んじてうぬぼれることがない。栄光のアッラーの前での彼らの謙遜は自身の美徳を高く評価させない。長い苦悩があっても衰弱に影響されない。アッラーへの切望が減って、維持者(アッラー)への望みを見捨てることがない。休むことのない礼拝で彼らの舌先が乾くことはない。(他のことに)専念して、アッラーへの彼らの(大きな)声がか細くなるということがない。礼拝の姿勢で肩をはずすことはない。アッラーの命令の不服従に快くなってあちこち首を動かすことはない。怠慢という愚行で彼らの決意した努力に反して行為させるということがない。欲望にだまされて彼らの精神力が打ち負かされることはない。

彼らは玉座の主(アッラー)を彼らがその日に必要とするものの貯蔵所とみなす。他の者たちが被造物に向かっても、かれへの敬愛から彼らはアッラーに専心する。彼らの礼拝は最後の限界ではない。彼らの礼拝を愛する情熱は変わることがない。彼ら自身の心の泉、アッラーへの希望と畏怖を欠かさない泉に変わるのを除いては。アッラーに対する畏怖が彼らの努力をゆるめて彼らから離れることは絶対にない。この探照灯を好んで、真剣な努力より欲望に囚われることもない。

彼らは自身の過去の善行を過大評価しない。そうしてしまうと畏怖が彼らの心から希望を取り去ってしまうからである。悪魔に支配されて維持者について彼らの間で相違することはない。
分裂という邪悪で彼らが分散することはない。怨恨や互いの憎悪で圧倒されない。迷いで彼らが分裂することはない。勇気の度合いの違いが彼らを分裂させることもない。このように、彼らは信仰の熱心な信者なのである。心がひねくれたり、度を越したり、怠惰であったり、衰弱して彼らがその綱から離されることはない。天空には希薄なところはなく、その上で天使がアッラーの前でひれ伏しているか、かれの命令に即座に応じて忙しくしている。彼らの維持者への長い礼拝によって、彼らは知識を増やし、維持者の栄誉が彼らの心で増加する。




同じ説教より
地上とそこに広がる水について


アッラーは、波と波がぶつかり合い、大波が次の波に飛びかかる、荒れ狂う波を飲み込む深海の上に大地を広げた。それは性的に興奮した雄駱駝のように泡を放った。荒れた水が大地の重みで抑制された。大地がその胸で押えると急速な動きの興奮が和らぎ、その上に大地がその肩の骨で伸ばされると、水はおとなしく服従した。激しいうねりの後で和らぎ、圧倒された波は、不名誉の足かせをかけられた服従の囚人となる。そして大地は広がり、荒れ狂う深海の中にがっしりと固まった。このようにして大地は、水の自尊心、うぬぼれ、高い地位、優越を終わらせて、水流の猛猛しさを封じた。こうして激流の後、静まった。

大地の縁の下で水の勢いがひくと、高くそびえる山々の重みがその肩にかかり、アッラーは頂上から湧き水を流して平原と低地に分け与え、不動の岩と高い山頂でその動きを穏やかにさせた。それから、さまざまな場所の表面に山が貫通し、深い所で固定されて平原に立ったので、振動が停止した。アッラーは大地と天空の間に広漠とした広がりを創り、そこの住人のために風を吹かせた。そして住人を便利な場所に散らばらせた。この後かれは、地上で湧き水の不足する高い場所の、川が道をみつけることのできない不毛の地をそのままにしないで、浮雲を創り、何も生み出さない場所を活気づけた。

アッラーは小さな雲を集めて大きな雲にし、その水滴が群れとなり、横から稲妻がひらめき始め、重い雲だけでなく白い雲の下でも光が継続するとき、かれは大量の雨を降らせた。雲は地上の方向にぶらさがり、乳を絞るために雌駱駝が屈むように、南風がそれをしぼって水滴を落とさせた。雲が大地にひれ伏して水滴をすべて放出すると、アッラーは平原に植物を育て、乾燥した山に牧草を生えさせた。その結果、豊穣で装飾された大地は喜び、やわらかい植物を着せられ開花で飾られたことを不思議に思った。アッラーはこのすべてを人間の生命を維持するための手段とし、また生き物の餌とするために創造した。かれはその果てしない広がりに道を開通させ、その道を歩む者たちのために(導きの)光塔を確立した。




人間の創造と預言者の派遣


大地を広げて命令を執行されたとき、かれは最良かつ最初の被造物としてアーダム(彼の上に平安あれ)を御選びになった。彼を天国に住まわせ、そこでの食べ物を用意し、彼に禁じたことを示した。かれはアーダムにそれに近付くのは不服従であり自身の地位を危険にさらすことになると伝えた。しかし、アッラーがあらかじめ御存知であったように、アーダムは慎んでいたことをやってしまった。その結果、アッラーは彼の悔悟の後、地上を彼の子孫で?栄させるために、そしてかれの被造物への証拠として、彼らをかれに祈願させるために地上へ送った。

アーダムを死なせた後も、アッラーは彼らの証拠および執り成す者、また彼らとアッラーの智をつなげる役目が不在のままで置き去りにはしなかった。かれの教えを信託された使徒を介して証拠を与えた。時代から時代へ継続した後、最後に我らの預言者ムハンマド―彼とその家族の上に神の祝福あれ―がアッラーの警告と証拠と共に届いた。

アッラーは十分の、また少しの生計の手段を御定めになった。かれは乏しく、また豊富に割り当てた。かれは御望みの者を富裕あるいは貧困で試すために、またそれで貧者と長者の感謝と忍耐を試すために公正にそうされた。それから、貧困という逆境は富裕と、災難の苦境は安全と、深い悲しみの苦悶は喜びと連結させた。かれは寿命を長くしたり短くしたり、遅くしたり早めたりして死の終焉を定めた。死が年齢の綱を引き上げたり、ばらばらに切断したりできるように創造した。

かれは隠れた秘密、秘密の会話、憶測する者たちの気持ち、確信、瞳が暗示したこと、心に秘めたこと、未知の深さを御存知であられる。また、耳を折り曲げないと聞こえないことも、蟻の夏の行楽地、虫の冬の住処、泣き叫ぶ女の声のこだまも、足音も、御存知であられる。また、葉の内側で実が生る箇所、動物が潜んでいる山岳の洞窟、木の幹や植物の中に蚊が隠れている穴、枝の木の芽、生殖器を通過する精子が付着する箇所、つむじ風が裾に撒き散らした埃の粒子、小さくなびいた雲と大きな入道雲、雨雲から降る雨の粒、洪水でみえなくなった境界線、砂浜の虫の動き、山の崖ぶちの羽のある生き物の巣、薄暗い場所で孵る鳥の鳴き声も御存知であられる。

かれは海の波に覆われた、(貝の内側の)真珠層の尊ばれているもの、夜の闇に包まれたすべてのもの、昼の光に照らされたすべてのもの、それだけでなく、時には暗黒に包まれ時には光に照らされたすべてのもの、足跡のすべて、あらゆる動きの感触、あらゆる音のこだま、すべての唇の動き、あらゆる生物の住処、すべての粒子の重さ、すべての嘆く心のむせび泣き、そして果物の木や落ち葉や精液の宿る場所や凝血、胎児の発達を御存知であられる。

このすべてにおいてかれは支障をきたしたり、創造したものの維持において障害で阻止されたりすることがなく、疲労や悲嘆で命令の執行と被造物の扱いを妨げられたりせず、かれの智は被造物を通して浸透し、被造物はかれの勘定の内にある。かれの正義は被造物すべてに広がり、被造物のかれに対する当然の崇敬が不足してもかれの恩恵は彼らを包囲する。

おお、我がアッラーよ! 見事な描写と最高の敬意に値する御方。貴方に願いを向けるなら、
貴方こそが願いを求められる最高の御方である。貴方に希望を抱くなら、貴方こそが希望を求めて最も崇められる御方である。おお、我がアッラーよ! わたしにこれほどの力を御授けになった御方以外をわたしは称賛しない。貴方を除いてわたしは何ものをも賛美しない。わたしの称賛は失望の源であり疑い(不安)の中核である他のものに向かわない。人間の称賛と創造され維持されたものの賛美からわたしの舌を離してくださった御方。おお、我がアッラーよ! すべての称賛する者は、報酬と償いの権利を称賛する。誠に、わたしの眼が向かうのは貴方の御慈悲の宝と御赦しの貯蔵である。

おお、我がアッラーよ! ここに立つのは貴方の唯一性を選ぶ者、他をこのような称賛に値するものとみなしたことがない者である。貴方以外への賛美はない。わたしが必要とする貴方の寛容以外に貧窮を取り除けるものはなく、貴方の責務と寛大以外に窮乏を満たせるものはない。どうかこの場で我々に貴方の御意思をかなえてください。我々が貴方以外に手を伸ばすことがないようにしてください。「あなたは凡てのことに全能であられます。(聖クルアーン66章8節)」




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