『あなたがた信仰する者たちよ、アッラーを畏れ、(言行の)誠実な者と一緒にいなさい』

(クルアーン第9章119節)




  




説教4

アミール・アル=ムウミニーンの先見の明と揺るぎない信仰心


あなた方はわたしたちを通じて暗黒の中で導きを得、高い位階を確保し、闇の夜から抜け出た。叫びに耳を傾けない者は聾唖になろう。どうすれば(聖クルアーンと預言者の)叫び声が聞こえぬままでいられるのか。(アッラーを畏怖して)激しく鼓動する胸は平安を得るだろう。

わたしはあなた方の不実の結末を絶えず懸念する。不正直という身なりのあなた方を見てきた。宗教の幕によってわたしはあなた方から隠れていたが、わたしの意図の真実がこの覆いを外させて、あなた方はわたしの前に姿を見せた。人を惑わせるいくつもの道の中から、わたしはあなた方のために真理の道に立った。惑わせる道であなた方は互いに会うが、そこには指導者はおらず、掘っても水は湧き出てこない。 今日、わたしは説明の力をもった無言のこと(熟考、示唆、暗示など)であなた方に訴える。わたしを放棄した人の意見は逸脱するであろう。
わたしは開示されたときから真理を疑ったことはない。ムーサーが心に恐れを感じたのは自身のためではなかった。〈注〉彼は無知の精通と逸脱による消滅を懸念したのである。今日、我々は真実と偽りの十字路に立っている。水が得られることを確信する者は、喉の渇きを感じない。




〈注〉「・・・・・・かれには縄と杖が魔術で(活きて)走るかのように見えた。それでムーサーは、少し心に恐れを感じた。われは言った。『恐れるには及ばない。本当にあなたが上手である』」20章66‐68節



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