『あなたがた信仰する者たちよ、アッラーを畏れ、(言行の)誠実な者と一緒にいなさい』

(クルアーン第9章119節)




 ナフジュル・バラーガ Nafj Al−Balagahah
   ---イマーム・アリー・イブン・アブー・ターリブの説教、書簡、格言集 ---




アミール・アル=ムウミニーン・アリー・イブン・アビー・ターリブの文書、
敵に宛てた書簡、知事に宛てた書簡、役人の任命書、家族と教友への指示


書簡6 

ムアーウィヤ(イブン・アビー・スフヤーン)への書簡 


誠に、アブー・バクル、ウマル、ウスマーンに忠誠を誓った人々は、彼らへの忠誠と同じ根拠によってわたしに忠誠を誓った。拠って、その場に居合わせた者には(考慮する)選択の理由はないのである。不在であった者には拒否する権利がある。協議はムハージリーンとアンサールに限定される。彼らが一人の者に同意してその者をカリフとした場合は、アッラーの御満悦であると思われるであろう。誰かが反対あるいは勝手な創意により避けた場合は、彼らがその避けた場所へ彼を戻すだろう。彼が拒むなら、信ずる者の道ではない道を従ったので、彼らは彼と戦うだろう。そしてアッラーは彼が逃げてきたところへ彼を戻されよう。我が命にかけて。
おお、ムアーウィヤよ、感情的にならないで脳を使って考えてみれば、ウスマーンの流血に関して、わたしが誰よりも一番に無実なのがわかろう。確かに、わたしが彼から隔離されていたことを知るだろう。あなたにはすっかり明らかであることを隠さない限り。そのときは、好きなだけわたしのことを侮辱するがいい。この件に関しては以上である。




00889.gif(1103 byte)  書簡7









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