『あなたがた信仰する者たちよ、アッラーを畏れ、(言行の)誠実な者と一緒にいなさい』

(クルアーン第9章119節)





 


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『パレスチナはムスリムの最初のキブラとなった土地である』



イスラームの全法学派のウラマーは、イスラエルとそれを支持するものに対するボイコットにおいて
同意しています。

イマーム・サイード・アリー・ハメネイ(イラン・イスラーム共和国)
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以下のファトワはwww.Khamenei.deからのファトワ12798番(2001年5月15日)です。
シオニストを強化させるような製品の購買は、必要に迫られない限り許されない。

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ファトワ8822番(イランのコム、指導者事務所より)2002年2月27日


質問
(1) アメリカ合衆国からの製品あるいはアメリカ製の物を購入することは許されますか?
(2) アメリカ合衆国を支持するために利益を配分する企業、或いはアメリカ合衆国を支持する企業から購入することは許されますか?
(3) 不道徳(イスラームに反するような環境)を広めたり支持したりする企業の製品を購入することは許されますか?

返答
(1) と(2)利益がイスラームとムスリムの敵のためになるような企業、或いはシオニスト政権を支持する企業との取引は許されない。
(3)これらの企業の製品を購入することで彼らを支持し、不道徳と不正行為を広めるのを助けるのであれば認められない。






シャイフ・ユースフ・アル=カラダウィ(エジプト/カタール)
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ヒジュラ暦1423年ムハッラム月20日(2002年4月4日)

質問:
イスラエルの「戦闘機」を助けるようなイスラエルからの製品を買うことは許されますか?

返答:
イスラームの土地を攻撃し支配しようとする者からイスラームの土地を解放することはジハードである。
イスラームの土地を奪う者はイスラームの敵である。このジハードは絶対的義務、聖なる義務である。
まず、その土地の人びとが十分に対抗できぬ場合、近隣諸国のムスリムにこれを助ける義務がある。
これも十分ではない場合、全世界のムスリムが助けなければならない。

パレスチナはムスリムの最初のキブラとなった土地であり、イスラーウ[夜の旅]とミアラージュ[昇天]、
アル=アクサ、祝福の土地である。それを支配しようとする者は信ずる者の大いなる敵である。
彼らは地上で最強の政府であるアメリカ合衆国と世界のユダヤ共同体によって援助されている。

ジハードは、土地を奪い、土地の民を追放し、人びとの血を流し、威厳を侵害し、家を破壊し、畑を燃やし、 土地を崩壊させる者に対しての義務である。ジハードは、あらゆる義務の中でも第一の義務であり、 ウンマの第一の義務である。ムスリムはこれを義務付けられている。
第一の義務はそのような土地に住む人々にあり、次はその土地の近隣者たち、最後に全ムスリムにある。 侵略者に対して我々は団結しなければならない。我々はイスラームにおいて団結する。 シャリーアを信じ、キブラを信じ、苦難と希望において団結する。

至高のアッラーは仰せになった。
「本当に、あなたがたのこのウンマこそは、唯一の共同体である。(21:92)」

アッラーはこうも仰せになった。「信者たちは兄弟である。(49:10)」

預言者(彼の上にアッラーの御加護と平安がありますように)のハディースがある。
「ムスリムはムスリムの兄弟であり、ムスリムは兄弟を抑圧したり、見捨てたり、落胆させてはならない」 (ムスリムによる伝承)

アル=アクサの我等兄弟と子どもたち、そして祝福の土地パレスチナは、アッラーのために自らの血で大きな犠牲となり、アッラーの道のために魂を捧げている。 全ムスリムはあらゆる力を絞って彼らを助けなければならない。(聖クルアーン8:72を読まれよ)

人びとが宗教のために助けを求める時には、我々は彼らを助けなければならない。
この援助の手段となるのが敵の製品を完全にボイコットすることである。
彼らの製品に費やされた1ディルハムがパレスチナの兄弟と子どもたちの心臓を撃つ銃弾に変わる。
だから彼ら(イスラームの敵)の製品を買わないようにすることは義務である。
彼らの製品を買うことは、暴虐行為、抑圧、敵対行為である。
彼らの製品を買えば、彼らを強化することになる。我々の義務は、できる限り彼らを弱めることである。 我々の義務は聖なる土地の兄弟たちの反抗をできる限り強化することにある。
兄弟を強化できないならば、敵を弱めねばならない。
ボイコット以外にその方法がないのであれば、ボイコットをせねばならない。

イスラエル製品と同等のアメリカ製品は禁じられている。
それらの製品を宣伝することも禁じられている。
今日のアメリカ合衆国は第二のイスラエルである。
シオニストという存在を完全に支持している。
アメリカの援助なくして強奪者のパレスチナ侵略は可能ではない。
アメリカの金、アメリカの武器、アメリカの拒否権行使によってイスラエルは破壊行為という不正義を
犯しているのである。 アメリカは何十年もの間、彼らの犯してきた抑圧行為と偏見に対し、イスラーム
世界の抗議や処罰によって苦しむことはなかった。

イスラーム・ウンマがアメリカとその企業、我々の市場を無力にする製品に対して「ノー」の声を上げる時が来た。 飲食から衣服、乗り物まで何もかもがアメリカ製品である。

アリー(アッラーが彼に御喜びでありますように)は言った。
「あなた方には三つの敵がある。あなた方の敵、敵の友達、そしてあなた方の友の敵である」
今日のアメリカは我々の敵の友達以上である。彼らはイスラエルのために自分たちを破壊する。
全世界のムスリム・ウンマ13億人がボイコットすれば、アメリカとその企業は苦しむであろう。
これは我々の宗教上の義務であり、アッラーの道である。
他国からの選択の余地があるのにイスラエル或いはアメリカ製品を買っている個々のムスリムは、
ハラーム行為をしている。明らかに重大な罪を犯している。
それはアッラーの法に対する犯罪であり、アッラーからの懲罰を受け、人びとの軽蔑を買う。

イスラエルとアメリカ合衆国に住む兄弟たちは、アメリカとその企業と関わらないわけにはいかず、
その製品を買わざるを得ない状況にある。アッラーはできないことに対して質問されない。
できることに対してのみ問われる。

アッラーは仰せになった。「心を尽くしてアッラーを畏れ(64:16)」

預言者(彼の上にアッラーの御加護と平安がありますように)は、「私があなた方に何かを命じたときには、 できる限りのことをしなさい」と言われた。アメリカに住むムスリムは、ムスリムに対する敵意とシオニストとの関係が 最小限の企業で働かねばならない。できる限りのシオニスト企業のボイコットをしなさい。

アラブ人とムスリムは、シオニストを贔屓しイスラエルを支持する企業がどこの国籍であろうともすべてボイコットしなさい。 (例 マークス&スペンサー)
シオニストとイスラエル政府を支持するような企業はボイコットしなさい。
ボイコットという行為は非常に強力な武器で、過去と近年に使われた手段である。

預言者(彼と教友の上にアッラーの御加護と平安がありますように)に対してメッカの多神教徒はこの手段を用いたために大きな害を及ぼし、預言者は木の葉を食べねばならぬほどであった。 また、預言者の教友たちがメディーナの多神教徒に対して戦ったときの手段でもある。

近代においてはボイコットによって植民地政策からの解放に利用した国々がある。その有名な例がガンジーだ。 彼は広大なる国インドの民衆に英国製品のボイコットを呼びかけた。それは非常に効率的であった。 ボイコットというのは国と民衆の手でのみ行えるものである。政府は人びとに特定の国の製品を買うよう強制することはできない。 我々の国家と宗教の敵に抵抗するためにこの武器を使おう。

そして、我々がまだ生きていること、我々のこのウンマが不滅であることを、アッラーの御意志があれば、敵に知らせよう。 ボイコットには多くの効果がある。他者の好みで奴隷化された己をどうすれば解放できるかをウンマに再教育する。 我々は何の益にもならない物に依存させられ、実際、害が生じている。ボイコットはムスリム同胞とウンマ団結の実証である。 日々、犠牲となっている兄弟たちを我々は裏切らないと宣言する義務がある。我々は敵のために利益になることに参加しない。 このボイコットは、ささやかな抵抗ではあるが、預言者たちの土地に住む兄弟の抵抗と、開拓者のジハード強化の助けになるだろう。

世界の各ユダヤ人があらん限りでイスラエル支援をする兵士と考えるなら、ムスリムも己の魂と富を使ってアル=アクサを解放する兵士である。ムスリムができる最低限の行為として敵の製品をボイコットする。

アッラーは仰せになった。
「信ずる者よ、あなた方は互いの保護者である。あなた方がそうしないなら大きな分裂と崩壊がやって来るであろう」

ユダヤ・アメリカ製品を買う消費者の行為が重い罪であるなら、それらの製品を買って代理役となる商業者はさらに重大な罪を犯している。企業が別の名前で存在したとしても、 それは彼らが人びとを欺こうとしているからだ。全世界のムスリムウンマはその存在を問われている。そして極めて神聖なるものを守る意志の表明を問われている。 イスラームのウンマは誰がその仲間で誰が敵かを知らねばならない。ウンマがひ弱になること、意気消沈すること、シオニストが押し付けようとする非道の和平を受理することは禁じられている。

アッラーは仰せになった。
「落胆してはならない。和平を唱えてはならない。あなたがたは勝利を得るのである。
アッラーは、あなたがたと共におられる。決してあなたがたの行いを失敗させない。(47:35)」

家を守る我等の姉妹、娘たちにはこのことの役割がある。家庭を管理し、家庭が必要とする物を買うのは女性なのだから、男性よりも重大な役割だといえる。 女性は子ども達を指導する立場にある。
子ども達に聖なる努力を培い、ウンマのためにすべきこと、ウンマの敵に対してすべきことが何かを教育する。特にボイコットに関してはそうである。子どもがこのことを理解すれば、彼らは進んで実践するようになり、後に両親の先を行くようになろう。

アッラーを信じるすべての人びと、キリスト教徒やその他の人々、世界中の高貴なる自由の人々に私は呼びかける。 我々と団結し、正しきことを、過ちに対抗して真実を、不正義に対抗して正義を、支持されよ。 神の道のために毎日、命を奪われている弱者の勝利を助け、聖なる場を保護せよ。 また、世界中のアラブ、ムスリム諸国の労働者たちに求める。パレスチナの正義のために支持し、強力な圧制者に対してできる限りの商業を阻止し、怒りの声を発しなさい。

最後に、英明で理性と経験豊かな人々に求める。 それぞれの国でボイコット運動の組織を結集し、
代替物を作り、否定的な物を避け、真実の言葉が広まって過ちが消え去るように大衆を教育されよ。
確かに過ちは消滅する。

「言え。『奮闘せよ。』誠にアッラーはあなたがたの働き、使徒と信者を見ておられる。
あなたがたは、やがて未知の世界に戻り、自分の所業を次げ知らされる」

このファトワは神の書とスンナ並びにウンマの同意した証拠に基くものである。
アッラーが最善の証言者であられる。






アヤトラ・サイード・ムハンマド・フセイン・ファドゥルッラ(レバノン)
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ヒジュラ暦1421年ラマダーン月2日(2000年11月28日)

アヤトラから全世界のムスリムにイスラエルとアメリカ企業に対するボイコットを求めたファトワです。

至大なるアッラーは、ムスリム各自が他のムスリムに関して心を配り、ムスリムの力と威厳を保つために、可能な限りのあらゆる手段で防衛するよう命じられた。

預言者(彼と彼の家族の上にアッラーの祝福と平安あれ)はこう言われた。
「ムスリムの問題に心を配らぬムスリムはムスリムではない」

イスラームとは、ムスリムの人格の知性、感情、実践面において、あらゆる段階でムスリムの問題に
影響し合うものであり、ムスリムが[直面している問題に対する]運動と動機に無関心でいてはいけない。

預言者(彼と彼の家族の上にアッラーの祝福と平安あれ)はこうも言われた。
「ムスリムが助けを求めているのを聞きながら何もしない者はムスリムではない」

つまり、助けを求めているムスリムに応じることは、個人として、共同体として、イスラームの教えの核であり、 これをしないムスリムはイスラームを失うであろう。

預言者(彼と彼の家族の上にアッラーの祝福と平安あれ)はまたこう言われた。
「過ちがなされているのを見た者は、手で正しなさい。それができなければ、舌で正しなさい。
それもできなければ、心の中でそうしなさい。だが、それは信仰の中で最も弱い印である」

あなた方はパレスチナで兄弟たちに何が起きているかを知っている。
彼らの土地は占領され、兄弟たちは国から追放され、女性、子ども、高齢者は殺害され、家は爆破され、 アクサモスクは汚され、パレスチナの破壊が計画されている。敵と戦うパレスチナの兄弟たちには自分たちの体と 小石と小さな武器しかない。自分たちの家族と生活、土地、独立を防衛する兄弟たちは、国際保護と、ムスリム諸国と、ムスリムからの支援を叫び求めている。 だが敵と和解した諸国は政治的ボイコットも敵の大使を退去させることもしなかった。
イスラーム協議会に参加し、政治的結果の得られない非難と抗議だけで十分だとした。
こういった諸国は、あらゆる政治、軍事、経済的力で敵を支援するアメリカを恐れ、
安全保障理事とすべての国家がイスラエルの非道な犯罪を非難させないよう影響させているのである。

政治、経済、軍事による不正行為と侵害行為に対してムスリムを防衛するために、最低限の努力として、 敵を支持、拡大、強化させようとするすべてをボイコットしなければならない。 私たちは可能な限りアメリカ製品をボイコットすべきである。 そしてあなた方はすべてのイスラエル製品だけでなく、経済的にイスラエル企業を助けている企業もボイコットせねばならない。 また、アメリカの銀行はイスラエルを支援しているため、あなた方は自分たちの政府に米国の銀行への資金投入を 止めさせるよう圧力をかけるべきである。ムスリムはアッラーの次の御言葉を思い出しなさい。

「あなた方の国家はひとつである」

「信者は兄弟である」

さらに預言者(彼と彼の家族の上にアッラーの祝福と平安あれ)はこう言われた。
「ムスリムは同胞ムスリムの兄弟である。ムスリムは兄弟に不正義を犯したり、敵に引き渡したり、見捨てたりしない」

至高なるアッラーはあなた方にしっかりと威厳を保ち自由であることを望まれる。
そうあるためには、確固たる姿勢で国家の一致団結を強調し、あらゆる面において自己の生活、仕事、努力、 最低限の物質的安楽に対し、自己奮闘(ジハード)を通じてボイコット運動の効果を強める以外に手段はないのである。






アヤトラ・サイード・アリー・シスタニ(イラク)
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以下のファトワはシスタニ師による「西洋諸国のムスリムのための実践規範」から転載した。
サイード・ムハンマド・リズビ氏英訳、ロンドン、イマーム・アリー協会出版による。

249.イスラームとムスリムに対して戦争状態にある国の製品をムスリムが購買することは許されない。例―イスラエル(146ページ)

265.質問: 利益の一部をイスラエルに援助する店での購買は許されますか?

返答: 許していない。(150ページ)





http://inminds.com/boycott-fatwas.html
(上記のサイトより許可を得て翻訳)






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